生産者の想い|培地栽培・障害|M・Farm株式会社

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M・Farm(エムファーム)株式会社

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M・Farm(エムファーム)株式会社

私は網膜色素変性症という進行性の難病を患っており、視野障害の二級身体障害者です。
健常者の半分以下の視野で生活しており、車の運転ができないのはもちろん、白杖が無くては歩行もかなり困難です。夜盲が酷く夜間の行動が極めて制限されるなどの(思いたくはないですが)ハンデを抱えております。
そんな私が現在栽培し販売しているトマト「プチぷよ」に出会ったのは、10年近く前に縁あって伺った栃木県のとある観光農園でした。そこで初めて栽培されている「プチぷよ」を食べさせてもらい、あまりの食味に衝撃を受けたのが私がトマト栽培を始める大きなきっかけになりました。
当時から「眼」のことで将来どんな仕事ができるかについて悩んでいた私は、もしかしたら決まった場所に物が置いてあるビニールハウスという限られた空間の中でのトマト栽培であればこんな状態の私でも可能なのではと思い立ち、さらに灌水(かんすい)システムを使用することにより視野の狭さからくる見落としがあっても栽培に致命的な失敗をすることがないのではと考えました。そして結果的に現状では正解に近い答えとなっています。日射比例式で水分量もモニターしているシステムのおかげで適正にトマトは育ちますし、決まった場所に資材があるビニールハウスの中では(多少つまずいたりはしますが)大きな事故やトラブルもなく仕事をすることができています。この栽培方法(日射比例式かん水システムを使用した培地栽培)なら誰でも美味しいトマト「プチぷよ」を生産、販売することが可能であることも付け加えておきます。

障害者であり素人だった私が栽培したトマト(人生をかけて努力はしましたが)を食べていただいたお客様からは、おかげさまで大変好評をいただいております。
「生まれて初めてこんなに美味しいトマトを食べた」「子どもがこのトマトを食べたら他のトマトを食べなくなった」など、励みになる嬉しいお声をいただいております。
しかしながら冒頭にも書いたように、私の障害は進行性であります。残念ながらさらに病気が進行しているのを最近感じます。もしかするとそんなに長くはトマトの栽培を続けられないのかもしれません。できる限りは自分の力でトマト栽培を続けていきたいですが、「後を引き継いでくれる方」を真剣に探さなければいけないのかもしれません。
私の病気の件とは全く逆に、障害者の方たちへの自立支援にもご協力できることがあるのではとも考えております。農業と福祉の連携、いわゆる農福連携が言われるようになってかなりの時間が過ぎていますが、事業として成功しているというお話を耳にする機会は少ないです。当社で生産している「プチぷよ」と「トスカーナヴァイオレット」は高付加価値で非常に商品力が高い農作物になります。前述した通り、日射比例式のかん水システムを使用した培地栽培であれば、やる気と情熱があれば誰でも美味しいトマトを生産できますので、本当に売れる農作物を障害者の方々と一緒に生産し事業として十分成り立つモデルケースになれればと考えております。

トップページにもありますが、当社のトマトは百聞は一見にしかずではなく「百見は一食にしかず」です。画像を何度見ても味はわかりません。当社とお取引をお考えいただける法人様・個人様、トマト栽培に興味がある方、私と話してみたい方、どなたでも大歓迎しますので、是非ビニールハウスに遊びに来てトマトを食べてください。
こんな時代だからこそ注目される産業は「農業」です。一緒にトマトの栽培をしませんか?

ヘルプマーク

ヘルプマーク

※写真で私が手に持っている「ヘルプマーク」、こちらのホームページを見ていただいた方には是非覚えていただければと思います。
このマークを鞄などに付けている方はたくさんおられます。マークに気づかれましたら、是非ご配慮お願いいたします。

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